- - 【聖餐式の言葉から 16】
- - 【説教】主の霊がわたしの上に
- - 【説教】水をいっぱい入れなさい
- - 【尹東柱没後80年、詩碑建立30周年 尹東柱追悼式】
- - 【務安(ムアン)空港での済州航空事故によって苦しむ人々のための祈り】
- - 【説教】幼子はイエスと名付けられた
- - 【説教】彼は立って、群れを養う
- - 【説教】わたしたちのゆえに喜びの歌を歌われる神
- - 【説教】夕べになっても光がある
- - 【聖餐式の言葉 15】天におられるわたしたちの父よ(主の祈り)
- - 【聖餐式の言葉から 14】取って食べなさい
- - 【説教】見よ、その方が来られる
- - 【説教】終わりまであなたの道を
- - 【説教】牧者となられるイエス
- - 【説教】わたしを憐れんでください──バルティマイの叫び
- - 【講話】イエスが祈られた「主の祈り」
- - 【説教】背いた者のために執り成しをしたのは
- - 【説教】御自身、試練を受けて苦しまれたからこそ
- - 大韓聖公会ソウル教区 金エリヤ主教 就任の辞
- - 【説教】ねたむほどに愛される神
ヨナさん、海に投げ込まれる――ヨナ物語2
「人々はヨナが、神さまから逃げて来たことを知った。」
ヨナ書1:10
くじを引くとヨナさんに当りました。みんなは言いました。
「ヨナさん、あなたはどういう人か。何をしたのか。どこへ行くのか。」
ヨナさんは答えました。「わたしは天の神さまを信じる者です。実はわたしは神さまから逃げて、タルシシュへ行くつもりでこの船に乗ったのです。」
「何ということをしたのだ。」
嵐はどんどんますますひどくなり、このままでは船が沈んでしまいます。いったいどうしたら良いのか。
ヨナさんは言いました。「こうなったのはわたしが神さまから逃げたせいです。わたしの足と手を縛ってわたしを海に投げ込みなさい。そうすれば助かるでしょう。」
波が船の中に打ち寄せてもう船が砕けそうです。
「ヨナさん、ゆるしてくれ。神さま、ゆるしてください。助けてください」と言いながら、みんなはヨナさんの手と足を縛り、海に投げ込みました。
すると、風はやみ、波は収まり、海はすっかり静かになりました。
海に投げ込まれたヨナさんはどうなったのでしょうか。
海の中に大きな魚がいました。家のように大きな魚です。神さまがその魚に「ヨナさんを呑み込みなさい」と言われたので、大きい魚はヨナさんを呑み込んでしまいました。ヨナさんは魚のおなかの中で、「ここはどこか。だれもいない。何も見えない。わたしは死んだのか。生きているのか。神さま、助けてください。助けてください」とお祈りしました。
神さま、どうか、神さまから逃げた人も、嵐の中にいる人も、ひとりぼっちの人も、どうかお守りください。イエスさまによってお願いします。アーメン
(2004/06/23)