- - 【説教】終わりまであなたの道を
- - 【説教】牧者となられるイエス
- - 【説教】わたしを憐れんでください──バルティマイの叫び
- - 【講話】イエスが祈られた「主の祈り」
- - 【説教】背いた者のために執り成しをしたのは
- - 【説教】御自身、試練を受けて苦しまれたからこそ
- - 大韓聖公会ソウル教区 金エリヤ主教 就任の辞
- - 【説教】ねたむほどに愛される神
- - 【説教】慰め励ましてくださる神
- - 【一日を終える祈り】
- - 【説教】悪魔の策略に対抗して
- - 【国境を越えて老司祭と分かち合った尹東柱の物語】
- - 【礼拝のための祈り】
- - 【説教】あなたこそ神の聖者
- - 【説教】命を得るために
- - 【聖餐式の言葉から 13】
- - 【説教】天からのパン
- - 【韓国の祈りから 5】俳優、シン・エラの祈り
- - 【説教】エリヤの霊とイエスの霊
- - 【韓国の祈りから 4】不安と恐れを克服する祈り
ヨナさん、海に投げ込まれる――ヨナ物語2
「人々はヨナが、神さまから逃げて来たことを知った。」
ヨナ書1:10
くじを引くとヨナさんに当りました。みんなは言いました。
「ヨナさん、あなたはどういう人か。何をしたのか。どこへ行くのか。」
ヨナさんは答えました。「わたしは天の神さまを信じる者です。実はわたしは神さまから逃げて、タルシシュへ行くつもりでこの船に乗ったのです。」
「何ということをしたのだ。」
嵐はどんどんますますひどくなり、このままでは船が沈んでしまいます。いったいどうしたら良いのか。
ヨナさんは言いました。「こうなったのはわたしが神さまから逃げたせいです。わたしの足と手を縛ってわたしを海に投げ込みなさい。そうすれば助かるでしょう。」
波が船の中に打ち寄せてもう船が砕けそうです。
「ヨナさん、ゆるしてくれ。神さま、ゆるしてください。助けてください」と言いながら、みんなはヨナさんの手と足を縛り、海に投げ込みました。
すると、風はやみ、波は収まり、海はすっかり静かになりました。
海に投げ込まれたヨナさんはどうなったのでしょうか。
海の中に大きな魚がいました。家のように大きな魚です。神さまがその魚に「ヨナさんを呑み込みなさい」と言われたので、大きい魚はヨナさんを呑み込んでしまいました。ヨナさんは魚のおなかの中で、「ここはどこか。だれもいない。何も見えない。わたしは死んだのか。生きているのか。神さま、助けてください。助けてください」とお祈りしました。
神さま、どうか、神さまから逃げた人も、嵐の中にいる人も、ひとりぼっちの人も、どうかお守りください。イエスさまによってお願いします。アーメン
(2004/06/23)