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ヨナさんの祈り――ヨナ物語3
「ヨナは魚の腹の中から自分の神さま、主にお祈りをささげた。」
ヨナ書2:2
ヨナさんは船から海の中に投げ込まれてしまいました。大きな魚がヨナさんを呑み込んでしまいました。ヨナさんはいっしょうけんめい神さまにお祈りしました。
「神さま、助けてください。助けてください。ぼくは海の中でおぼれて死んでしまいます。助けてください。神さま、助けてください。」
ヨナさんは「ああ、もうぼくは水の中で死んでしまう」と思いました。
ところが、あれ、まだ死んでいないなあ。生きているらしいなあ。ここはどこだろう。何かとても大きな家の中にいるような。
ヨナさんはどこにいたのでしょう?
ここは大きな魚のおなかの中です。
ヨナさんは考えました。どうしてこんなことになったのだろうか。
「神さま。ぼくが悪かったのです。神さまがニネベに行くように言われたのに、ぼくはニネベが大嫌いで逃げ出してしまいました。ぼくが神さまから逃げたのがいけなかったのです。ゆるしてください。こんな暗いところに閉じ込められて出ることができません。助けてください。」
ヨナさんはこわかった。ひとりぼっちで寂しかった。魚のおなかの中でずっとお祈りしていました。一日、二日、三日。ずっとお祈りしていました。
神さまは大きな魚に言われました。「魚さん、ヨナさんを出してあげなさい。」
すると大きな魚はヨナさんを吐き出したので、ヨナさんは魚の大きな口からポーンと外に出て来ました。
明るい。まぶしい。助かったらしい。
神さま、わたしたちが苦しいとき、こわいとき、ひとりぼっちで寂しいとき、どうぞお守りください。まただれか苦しい人、こわがっている人、ひとりで寂しい人がいたら、どうぞ神さまが守ってくださって、元気になることができるようにしてください。アーメン
(2004/06/30)