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【説教】詩編と賛歌と霊的な歌によって
エフェソ5:15-20
2021年8月15日・聖霊降臨後第12主日
聖光教会にて
今日の特祷でわたしたちはこのように祈りました。
「主よ、どうか絶えることのない憐れみをもって主の教会を守ってください。」
「主の教会を守ってください。」
この祈りが今ほんとうに必要ではないでしょうか。感染症の広がりによって教会はこれまでしてきた活動ができない。集まりにくい。教会は将来どうなるのか、という心配があります。けれどもここでこそ祈りが必要です。今、この率直な祈りが必要です。
「主よ、どうか主の教会を守ってください。」
この祈りに答えて、今日の使徒書でパウロは助言を与えてくれてます。助言というより、もっと強い「指示」といったほうがいいかもしれません。
「愚かな者としてではなく、賢い者として、細かく気を配って歩みなさい。時をよく用いなさい。今は悪い時代な のです。だから、無分別な者とならず、主の御心が何であるかを悟りなさい。」エフェソ5:15-17
「時をよく用いなさい。今は悪い時代なのです。」5:16
今は悪い時代、また辛い時代です。このような時期こそ、時をよく用いなさい、時間を活用しなさい、というのです。
「今は悪い時代」
新約聖書が書かれた時代も、悪い時代でした。そして今も、悪い時代です。日本の国は歴史の反省を忘れて、戦争する国へと傾いていく。人の心は荒れています。命を尊ぶ、心を大切にする、ということが失われていく。人を責め、自分を責めて、傷つけ傷つく。わたしたちもこういう時代にあって悪い影響を受けています。
そのような時代であるからこそ、逆にわたしたちは、それ以上に良いものに触れて、良い影響を受けて、良いものを人と共有して、それを広げて行きたいと願います。
……