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- - 【説教】愛を身に着けなさい
- - 【講演概要】主イエス・キリストよ、おいでください ─ 聖餐式の祈りを味わう ─
- - 【尹東柱 立教時代の詩】
- - 【説教】誘惑に遭わせないでください
- - 【説教】マルタの三つの幸い
- - 【聖餐式の祈りを味わう】
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- - 【聖餐式の言葉から】
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- - 【燃える愛の火──聖書に神の火を探る】
- - 【説教】聖霊が教えてくださる
- - 尹東柱「こおろぎと僕と」
- - 【説教】わたしは彼らを知っている
- - 【説教】サウロの回心とアナニア
- - 【説教】わたしの主、わたしの神よ
【説教】イエスが岸に立っておられた
ヨハネ21:1-14
2022年5月1日・復活節第3主日
上野聖ヨハネ教会にて
シモン・ペテロが「わたしは漁に行く」と言うと、他の弟子たちが「わたしたちも一緒に行こう」と答えました。
場所はティベリアス湖畔。ティベリアス湖とはガリラヤ湖の別名です。この弟子たちの故郷、またイエスさまの故郷の湖です。
一緒に漁に行った弟子たちの名前が記されています。
「シモン・ペトロ、ディディモと呼ばれるトマス、ガリラヤのカナ出身のナタナエル、ゼベダイの子たち、それに、ほかの二人の弟子」ヨハネ21:2
全部で7名です。
一晩中苦労しました。徒労でした。その晩は1匹も魚がとれなかったのです。
苦労してその結果が空しかったとき、体が疲れるのはもちろんですが精神的な疲労、失望が大きいものです。疲れ果てた弟子たちは、夜明けの湖の舟の中で、口をきく気力もなくへたり込んでいます。陸からは90メートルくらいの所です。
そのとき、岸辺に立った人影があります。
「子たちよ、何か食べるものがあるか」
……