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【説教】聖なる神──イザヤの召命

イザヤ6:1-8

2022年6月12日
三位一体主日・聖霊降臨後第1主日

 

 今日の旧約聖書はイザヤ書でした。預言者イザヤは紀元前8世紀、イエスさまよりも700年以上も前の人ですが、イエスさまとは深くつながっている人物です。たとえば、こんなつながりがあります。

 イエスが故郷のナザレに帰り、会堂礼拝に出席されたとき、聖書の朗読をされたことがルカ福音書に記されています。そのときにイエスが朗読されたのが「イザヤの巻物」でした。

「主の霊がわたしの上におられる。貧しい人に福音を告げ知らせるために、主がわたしに油を注がれたからである。……」ルカ4:18

 このようにイザヤ書の朗読を始めて、その後イエスは説教されたのでした。

 

 今日の箇所、イザヤ書第6章は預言者イザヤの召命物語です。時は紀元前8世紀、場所はエルサレムの神殿です。若者イザヤはひとり神殿で祈っていました。世の中に満ちている悪に怒り、人々の不信仰と不真実を神に訴えました。同時に、その現実をどうすることもできない自分の無力を嘆きました。そのようにして祈っているうちに思いがけないことが起こりました。目の前に神がおられることを感じたのです。

「わたしは、高く天にある御座(みざ)に主が座しておられるのを見た。衣の裾は神殿いっぱいに広がっていた。」イザヤ6:1

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敦賀基督教会の祭壇