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コロサイ1:1-14
2022年7月10日・聖霊降臨後第5主日
敦賀基督教会にて
今日の使徒書、コロサイの信徒への手紙の初めのほうを読んでまず気づくのは、手紙の著者パウロが祈っているということです。手紙の宛先コロサイは、今のトルコの内陸部の町です。パウロはコロサイの人々のために祈っています。
「わたしたちは、いつもあなたがたのために祈り、わたしたちの主イエス・キリストの父である神に感謝しています。」コロサイ1:3
「感謝しています」とパウロは言うのですが、パウロはこのコロサイに行ったことはなく、また特別コロサイの信徒から世話になったというわけではありません。それなのに何が感謝なのでしょうか。続きに彼はこう言っています。
「あなたがたがキリスト・イエスにおいて持っている信仰と、すべての聖なる者たちに対して抱いている愛について、聞いたからです。」1:4
会ったことはなくても、コロサイの教会の人々が信仰と愛によって生きていると聞いたことがうれしい。そのゆえに神に感謝する。これが伝道者の思いです。
コロサイに福音を宣べ伝えたのはエパフラスという人です。7節にこう言われています。
「あなたがたは、この福音を、わたしたちと共に仕えている仲間、愛するエパフラスから学びました。」1:7
おそらくこういうことだったと思います──エパフラスはパウロからイエス・キリストの福音を聞き、心を燃やされて故郷のコロサイに帰って伝道した。こうしてコロサイの教会が始まり、発展していきました。
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