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【説教】恐れるな、アブラムよ
創世記15:1-6
ルカ12:35-40
2022年8月7日・聖霊降臨後第9主日
上野聖ヨハネ教会にて
今日はまず旧約聖書・創世記第15章の冒頭に響いている神さまの声に耳を傾けたいと思います。
「これらのことの後で、主の言葉が幻の中でアブラムに臨んだ。『恐れるな、アブラムよ。わたしはあなたの盾である。あなたの受ける報いは非常に大きいであろう。』」15:1
信仰の父と言われるアブラハムがまだアブラムと呼ばれていた頃です。すでに年老いたアブラムは、妻サライと、また大勢の僕たちとともに、エルサレムの南の方、ヘブロンの少し北にあるマムレに天幕を張って住んでいました。
冒頭に「これらのことの後で」とあります。どういうことがあって今に至ったのか、一つ前の14章から確かめてみましょう。戦争の話が記されています。
チグリス・ユーフラテス川のかなた、エラムの国のケドルラオメルを盟主とする連合軍が、死海のほとりの町々を攻撃してきたのです。死海のほとりのソドム、ゴモラを含む五つ町の同盟軍は、ケドルラオメルを盟主とする連合軍にたちまち圧倒されて敗北を喫し、財産や食糧はすべて奪い去られるという事態となりました。
そうした中、ソドムに住むアブラムの甥のロトが敵に捕らえられて捕虜となった、という知らせが届きました。
ロトを救出しなければなりません。
……
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