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【説教】神を見る幸い
マタイによる福音書 5:8
上野聖ヨハネ教会諸聖徒日・逝去者記念聖餐式
2022年11月6日 教会墓地にて
今日の諸聖徒日の特祷の中で、わたしたちはこう祈りました。
「終わりの日に主を愛する者のために備えられた大きな喜びにあずからせてください。」
「終わりの日に備えられた大きな喜び」とは何でしょうか。それは──大胆に言ってしまいますが──<神を見る>ことです。神を見る幸い、神を見る喜びが、終わりの日に用意されているのです。
主イエスは今日の福音書でこう言われました。
「心の清い人々は、幸いである。その人たちは神を見る。」マタイ5:8
今、わたしたちは神を見ることはできません。清くないままで神を見たらわたしたちは滅びてしまいます。
けれどもわたしたちが清められる日が来ます。イエス・キリストの貴い血によってわたしたちが完全に清められる日が来ます。その日、わたしたちの罪で濁った心の目は清められ、悲しみの涙で曇った目は拭われます。神がわたしたちの目から涙をことごとく拭ってくださる(ヨハネの黙示録7:17)。清められ、涙を拭われたわたしたちの目は、神を見ます。この上ない幸い、最高の喜びです。
その日、わたしたちは、わたしたちの先輩、先に天に召された方々と共に、神を仰ぎ見て喜びます。神を見る喜びを共にする者として、わたしたちはひとつです。
その喜びの日を目指して、今をしっかりと生きていきましょう。