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【説教】ある夜の羊飼いたち【説教】
ルカによる福音書 2:8‐15
2022年12月24日・降誕日前夕
京都聖三一教会にて
今夜、2000年前のベツレヘムの夜の野原に近づいてみたいと思います。
「その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。」ルカ2:8
 
 羊飼いたちは今夜も羊の群れを守って番をしています。それはずっと以前から、数百数千年続けてきたことです。大事な1匹1匹からなる羊の群れ。穏やかな日も、焼け付く夏も、嵐の日も、ずっと群れを守り続け、養い続けてきたのです。そうして彼らは救い主を待っていました。
わたしたちの読む聖書には「羊の群れ(の番をしていた)」と書いてあるのですが、元の聖書(ギリシア語)を見ると、「彼らの群れ」と書いてあります。「彼らの群れの番をしていた」。「大事な自分たちの羊の群れ」「自分たちが責任を持つ群れ」なのです。今日も明日も、明後日も、ずっとその大切な群れを守り続けていきます。
 彼らの生活の土台とリズムをなしているのは礼拝、祈りです。群れを常に守っていなければなりませんから、揃って町の礼拝に行くことはできません。しかし毎日、朝に夕に、羊飼いたちは祈り続けてきました。詩編はそらんじています。
 「主はわたしの牧者、わたしは乏しいことがない」詩編23:1
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