- - 【説教】主はわたしの牧者
- - 【尹東柱 詩 対訳 11編】改訳
- - 【案内】星をうたう心で ─ 詩人 尹東柱の信仰と平和への思い
- - 【説教】わたしを贖う者は生きておられる
- - 尹東柱「山間の水」
- - 【説教】悲しむ人々は
- - 【講演】張準相司祭・聖ガブリエル教会と大阪教区
- - 【説教】神様、罪人のわたしを憐れんでください
- - 【説教】テモテが親しんできた聖書
- - 【立教大学 尹東柱記念碑除幕式 スピーチ】
- - 【説教】わたしが手を置いたことによって
- - 【説教】主に希望をかける人は幸せ
- - 「秋の日」 リルケ
- - 【説教】わたしのうちに清い心を造ってください
- - 【説教】幸せな人、それは主のおきてを喜ぶ人
- - 説教者が必ず捨てなければならない習慣
- - 【説教】静まれ、わたしを神と知れ
- - 【説教】天を仰ぐ
- - 【説教】愛を身に着けなさい
- - 【講演概要】主イエス・キリストよ、おいでください ─ 聖餐式の祈りを味わう ─
【説教】言は肉となって、 わたしたちの間に宿られた
ヨハネによる福音書 1:1-14
2022年12月25日・降誕日
京都聖三一教会にて
「言(ことば)は肉となって、わたしたちの間に宿られた。」ヨハネ1:14
これはクリスマスの出来事を一言であらわす言葉です。神の言葉は、肉体となって、人の生身の体となって、わたしたちの間に宿られました。
「言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。」
これはヨハネ福音書独特の表現で、人を哲学的な思索へと誘う響きを持っています。けれども今日はそのようにではなく、この言葉から素朴な事実を受けとめて、感じてみたいのです。
神の子は、人の子となられた。神から来られた方は、今、赤ちゃんとして飼い葉桶の中に、あるいはマリアのふところにおられる。その赤ちゃんの体は体温があって温かい。「肉となった」のですから、その体は柔らかく温かいのです。それを見る人、その体に触れる人は、心が温かく優しくされるでしょう。
想像してみましょう。わたしたちは赤ちゃんのイエスさまを見つめる。その手、その頬に触れる。赤ちゃんのイエスさまを抱く。わたしのほうに変化が起こってきます。こわばっていたわたしの心も体も、柔らかく温かくなっていきます。「肉となった」とはそういうことです。
……
RSS





