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雪 降る地図【尹東柱の詩 1 】

雪 降る地図

順伊(スニ)が発つという朝、言葉にできない心にぼたん雪が降り、悲しむかのように窓の外に果てしなく敷かれた地図の上を覆う。
部屋の中を見回してもだれもいない。壁と天井が真っ白だ。部屋の中まで雪が降るのだろうか、ほんとうにあなたはなくしてしまった歴史のようにふわふわ行くのか、発つ前に話しておくことがあったのを、手紙を書いてもあなたが行く所がわからず、どの街、どの村、どの屋根の下、あなたはわたしの心の中にだけ残っているのか、あなたの小さな足跡に雪がしきりに降りかかり、ついて行くこともできない。雪が溶ければ残った足跡の場所ごとに花が咲くだろうから、花の間に足跡を探してゆくなら、1年12か月いつもわたしの心には雪が降るだろう。
           
눈 오는 지도
順伊가 떠난다는 아츰에 말못할 마음으로 함박눈이 나려, 슬픈것 처럼 窓밖에 아득히 깔린 地図 우에 덮인다.
房안을 돌아다 보아야 아무도 없다. 壁과 天井이 하얗다. 房안에까지 눈이 나리는 것일까, 정말 너는 잃어버린 歴史처럼 홀홀이 가는 것이냐, 떠나기前에 일러둘말이 있든것을 편지를 써서도 네가 가는 곳을 몰라 어느 거리, 어느 마을, 어느 지붕 밑, 너는 내 마음 속에만 남어 있는 것이냐, 네 쪼고만 발자욱을 눈이 작고 나려 덮여 따라갈수도 없다. 눈이 녹으면 남은 발자욱 자리마다 꽃이 피리니 꽃사이로 발자욱을 찾아 나서면 一年열두달 하냥 내 마음에는 눈이 나리리라.
1941.3.12
(漢字・綴りは初版による。訳は井田)
 
※順伊(スニ)は詩人が心に深く愛する人なのでしょう。順伊が去って行き、自分はその足跡を追って行きたいのに、雪が降りしきって足跡を隠してしまい、後を追って行けないと歌います。
散文詩。改行は初めのほうの1カ所のみです。
尹東柱、満23歳。延禧専門学校3年の終わり頃の作です。