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【説教】キリストの中に入る洗礼
ローマの信徒への手紙 6:3-11
2023年7月2日・聖霊降臨後第5主日
上野聖ヨハネ教会にて
今日は使徒書の中で「洗礼」のことを聞きました。こう始まっていました。
「それともあなたがたは知らないのですか。キリスト・イエスに結ばれるために洗礼を受けたわたしたちが皆、またその死にあずかるために洗礼を受けたことを。」ローマ6:3
「それともあなたがたは知らないのですか」と、パウロは強い調子で語っています。それは、教会の人々の間で洗礼の意味があいまいになってしまっていたからでしょう。また特に、「我々は神にすべて赦されているのだから、もう何をしたってかまわない」という、罪や悪の中に居直ろうとするような風潮が一部にあったからのようです。そこでパウロは、何としても洗礼の大事な意味を皆に知ってほしいと願って語ります。
「それともあなたがたは知らないのですか。キリスト・イエスに結ばれるために洗礼を受けたわたしたちが皆、またその死にあずかるために洗礼を受けたことを。」
「キリスト・イエスに結ばれるために洗礼を受けたわたしたち」と言われています。洗礼とは、キリストに結ばれることだ。イエス・キリストと決定的に結ばれるのが洗礼だ、というのです。ここの所をもう少し確かめてみたいと思って、ギリシア語の原文を見てみました。するとこんなふうに書いてあります。最初のところを直訳してみます。
「あなたがたはキリスト・イエスの中へと洗礼を受けた」
「キリスト・イエスの中へと」が印象的です。
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