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【説教】執り成してくださる方
ローマの信徒への手紙 8:26-34
2023年7月30日・聖霊降臨後第9主日
京都聖三一教会にて
今読んだ福音書でイエスさまはこう言われました。
「天の国は次のようにたとえられる。畑に宝が隠されている……。」マタイ13:44
今日、聖書という畑に宝を発見することができるでしょうか。
今日は「執り成し」ということをお話しします。
旧約聖書の中にヨブ記という本があります。幸福な日々を送っていたヨブは一瞬にして家族、財産、健康などあらゆるものを失い、これ以上ない苦しみと孤独の中で地に横たわります。ヨブは自分が神から攻撃されていると感じます。そのような中で、ヨブはなお神を求めてこう言います。
「このような時にも、見よ、天にはわたしのために証人があり、高い天には、わたしを弁護してくださる方がある。わたしのために執り成す方、わたしの友、神を仰いでわたしの目は涙を流す。」ヨブ記16:19-20
彼は天に求めています。わたしの味方となってくださる方、「わたしのために執り成す方」を。神を求め、神に求めているのです。
ヨブ記の結末は、最後に神ご自身が登場して、彼を正しいとされる。ヨブは神を仰ぎ見てひれ伏します。ヨブ記については今はこれ以上触れませんが、ただヨブが苦しみの極みから、天を仰いで自分に味方してくださる方、「わたしのために執り成す方」を切に求めたということを覚えていましょう。そのような方は、わたしたちにも必要なのです。
ところで今日の使徒書に「執り成し」という言葉が出て来てきました。それも3回です。ローマの信徒への手紙第8章です。順番に確かめてみましょう。
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