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【説教】主の日に備えて生きる
マタイ25:14-15、19-29
テサロニケⅠ 5:1-10
2023年11月19日・聖霊降臨後第25主日
聖光教会にて
11月も半ばを過ぎて降臨節の足音が聞こえる頃となりました。それと関係して、主日の聖書日課には先週から「主の日」という言葉が出て来ました。今日もそうです。
「主の日は近づいている」ゼファニヤ1:7
「主の日は来る」Ⅰテサロニケ 5:2
「僕たちの主人が帰って来て……」マタイ25:19
今日の旧約聖書も使徒書も、そして福音書も、主イエスが再び来られる──キリストの再臨──ということを意識するように促しています。
わたしたちは二つの時の間を生きています。過去(後ろ)を振り返ると、救い主イエス・キリストがひとたび来られた、という恵みの出来事があります。クリスマスです。未来(前方)を仰ぐと、救い主イエス・キリストが再び来られる、という約束があります。キリストの再臨です。わたしたちは後ろからも前からも囲まれ、支えられている。二つの時の間を生きているとはそういう意味です。
今申し上げたことはとても大事なことなのですが、ひょっとしたらわたしたちのうちには、ひそかな疑問や不安があるかもしれません。はっきり言うと、二つあると思います。一つは、ほんとうにキリストの再臨などということがあるのか、という疑問です。もう一つは、キリストの再臨があるとして、それはとても恐ろしいことではないか、という不安です。
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