- - 【説教】わたしたちのゆえに喜びの歌を歌われる神
- - 【説教】夕べになっても光がある
- - 【聖餐式の言葉 15】天におられるわたしたちの父よ(主の祈り)
- - 【聖餐式の言葉から 14】取って食べなさい
- - 【説教】見よ、その方が来られる
- - 【説教】終わりまであなたの道を
- - 【説教】牧者となられるイエス
- - 【説教】わたしを憐れんでください──バルティマイの叫び
- - 【講話】イエスが祈られた「主の祈り」
- - 【説教】背いた者のために執り成しをしたのは
- - 【説教】御自身、試練を受けて苦しまれたからこそ
- - 大韓聖公会ソウル教区 金エリヤ主教 就任の辞
- - 【説教】ねたむほどに愛される神
- - 【説教】慰め励ましてくださる神
- - 【一日を終える祈り】
- - 【説教】悪魔の策略に対抗して
- - 【国境を越えて老司祭と分かち合った尹東柱の物語】
- - 【礼拝のための祈り】
- - 【説教】あなたこそ神の聖者
- - 【説教】命を得るために
【説教】イエス・キリストの日
コリントの信徒への手紙Ⅰ 1:8
2023年12月3日・降臨節第1主日
上野聖ヨハネ教会
クリスマスの備えをする降臨節に入りました。祭色は紫。聖卓も聖書朗読台も説教壇も、そしてストールも紫です。慎みと待望の色です。
降臨節は、ひとたび来られた救い主イエス・キリストを喜び感謝しながら、この方が再び来られるのを待ち望む期節です。わたしたちは、言わば後ろからも前からも支えられています。後ろからは、すでに来られたイエス・キリスト、降誕の主によって支えられています。と同時に、前方を希望をもって仰ぎます。わたしたちはやがて来られるキリスト、再臨の主によって支えられています。過去と未来の両方から支えられて現在を生きる。これがわたしたちキリスト者です。
わたしたちの主イエス・キリストの日。それは涙の日です。
その涙は喜びの涙です。愛する主イエスと、顔と顔とを合わせてお会いする。わたしたちを愛していてくださる救い主イエス・キリストが、わたしたちを喜び迎えてくださる。喜びの涙の日です。
同時に、その涙は悔い改めの涙です。その日、隠されていたわたしたちの罪と過ちがあらわにされ、痛みと嘆きが起こるでしょう。けれども主には赦しがあり、癒やしと慰めと永遠の平安が与えられます。
その日、イエス・キリストご自身の目にも涙が宿っています。わたしたちとの再会を喜ばれるからです。
その日まで、わたしたちは放置されているのではありません。今日の使徒書はこう語っていました。
「主も最後まであなたがたをしっかり支えて、わたしたちの主イエス・キリストの日に、非のうちどころのない者にしてくださいます。」コリントⅠ 1:8
主がわたしたちを最後までしっかり支え、十分に整えてくださると約束されています(コリントⅠ 1:8)。
その日を目指し希望をもって生きていきましょう。