- - 【説教】終わりまであなたの道を
- - 【説教】牧者となられるイエス
- - 【説教】わたしを憐れんでください──バルティマイの叫び
- - 【講話】イエスが祈られた「主の祈り」
- - 【説教】背いた者のために執り成しをしたのは
- - 【説教】御自身、試練を受けて苦しまれたからこそ
- - 大韓聖公会ソウル教区 金エリヤ主教 就任の辞
- - 【説教】ねたむほどに愛される神
- - 【説教】慰め励ましてくださる神
- - 【一日を終える祈り】
- - 【説教】悪魔の策略に対抗して
- - 【国境を越えて老司祭と分かち合った尹東柱の物語】
- - 【礼拝のための祈り】
- - 【説教】あなたこそ神の聖者
- - 【説教】命を得るために
- - 【聖餐式の言葉から 13】
- - 【説教】天からのパン
- - 【韓国の祈りから 5】俳優、シン・エラの祈り
- - 【説教】エリヤの霊とイエスの霊
- - 【韓国の祈りから 4】不安と恐れを克服する祈り
【聖餐式の言葉から 7】代祷
全公会のため、また世界のために祈りましょう <代祷>
日本聖公会祈祷書 168頁
代祷(Intercession 執り成し)とは他者のために祈ることです。これは教会が、またわたしたち一人ひとりが特に大切にしたいことです。
冒頭に「救い主イエス・キリストのみ言葉とみ業に頼り」と言うのですが、それは何を指すのでしょうか。
主イエスは直弟子たちのためにも、後の弟子たちであるわたしたちのためにも「彼らを守ってください」(ヨハネ17:11)と祈ってくださいました。また「勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝っている」(ヨハネ16:33)と励ましてくださいました。このイエスの祈りと励ましに頼り、それに支えられてわたしたちは祈るのです。
代祷には次のような項目が含まれます。
〇教会と聖職・信徒 「主の真理と愛のうちに一致」
〇すべての国の人々 「正義と平和の道」
〇家族、友人、隣り人 「互いに愛する」
〇困難を抱えた人びと 「勇気と希望」
〇世を去った人びと 「ともにみ国の栄光に」
代祷項目を挙げるとき、一つひとつを大切に心にとめて、その人びと、その事柄を神さまの前に差し出すようにします。神がご自分の目を開いて見て、ご自分の耳で聞いて心にとめてくださるように、と差し出すのです。
「この方(イエス)は常に生きていて、人々のために執り成しておられる」(ヘブライ7:25)
この大きな祭司イエス・キリストのもとで、わたしたちは小さな祭司となって、他者のために祈ります。イエスがそれを聞いておられ、一緒に祈ってくださるので、その祈りは空しくありません。