- - 【説教】キリストの愛がわたしたちを駆り立てている
- - 【説教】成長する神の国
- - 【聖餐式の言葉から 11】心を神に
- - 【説教】麦畑の主イエス
- - 【説教】風は思いのままに吹く
- - 【説教】神の息、愛の火──聖霊降臨日に
- - 【聖餐式の言葉から 10】奉献
- - 【説教】主のみ手が共にあったので──アンティオキア教会の始まり
- - 【説教】わたしが生きているので、あなたがたも生きる
- - 【説教】良き羊飼いイエス
- - 【聖餐式の言葉 9】平和の挨拶
- - 【説教】わたしの主、わたしの神よ
- - 【復活日説教】あなたがたの命はキリストと共に
- - 【聖金曜日の黙想】
- - 【聖職按手式説教】幸いな僕
- - 【説教】わたしたちの大祭司イエス・キリスト
- - 【韓国讃頌歌435】わたしの永遠の賜物
- - 【説教】あなたの家を思う熱意
- - 【聖餐式の言葉 8】懺悔
- - 【説教】荒野のイエス
【聖餐式の言葉から 7】代祷
全公会のため、また世界のために祈りましょう <代祷>
日本聖公会祈祷書 168頁
代祷(Intercession 執り成し)とは他者のために祈ることです。これは教会が、またわたしたち一人ひとりが特に大切にしたいことです。
冒頭に「救い主イエス・キリストのみ言葉とみ業に頼り」と言うのですが、それは何を指すのでしょうか。
主イエスは直弟子たちのためにも、後の弟子たちであるわたしたちのためにも「彼らを守ってください」(ヨハネ17:11)と祈ってくださいました。また「勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝っている」(ヨハネ16:33)と励ましてくださいました。このイエスの祈りと励ましに頼り、それに支えられてわたしたちは祈るのです。
代祷には次のような項目が含まれます。
〇教会と聖職・信徒 「主の真理と愛のうちに一致」
〇すべての国の人々 「正義と平和の道」
〇家族、友人、隣り人 「互いに愛する」
〇困難を抱えた人びと 「勇気と希望」
〇世を去った人びと 「ともにみ国の栄光に」
代祷項目を挙げるとき、一つひとつを大切に心にとめて、その人びと、その事柄を神さまの前に差し出すようにします。神がご自分の目を開いて見て、ご自分の耳で聞いて心にとめてくださるように、と差し出すのです。
「この方(イエス)は常に生きていて、人々のために執り成しておられる」(ヘブライ7:25)
この大きな祭司イエス・キリストのもとで、わたしたちは小さな祭司となって、他者のために祈ります。イエスがそれを聞いておられ、一緒に祈ってくださるので、その祈りは空しくありません。