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【聖餐式の言葉 9】平和の挨拶
懺悔(ざんげ)の後、聖餐式の第2部<聖餐>の部に入ります。
その冒頭が平和の挨拶です。
司祭 主の平和が皆さんとともに
会衆 また、あなたとともに
司祭 平和の挨拶を交わしましょう
ここでルブリック(式文中、小さい字で書かれた指示・説明)にあるとおり、互いに「主の平和」と唱えて挨拶を交わします。
この平和の挨拶は、主イエスの言葉に起源があります。
イエスは十二弟子を派遣するにあたってこう言われました。
「その家に入ったら、『平和があるように』と挨拶しなさい。家の人々がそれを受けるにふさわしければ、あなたがたの願う平和は彼らに与えられる。」マタイ10:12-13
復活したイエスは、おびえている弟子たちのところに来て、その真ん中に立って言われました。
「あなたがたに平和があるように」ヨハネ20:19、21、26
主の平和と喜びが弟子たちの間に満ちました。
主イエスの平和の呼びかけを受けて、わたしたちもその平和を互いに呼びかけ、分かち合い、祈り合います。復活の主がその場を平和と祝福をもって満たしてくださいます。
パウロはその手紙の冒頭でこう祈りました。
「わたしたちの父である神と主イエス・キリストからの恵みと平和が、あなたがたにあるように。」ローマ1:7ほか
わたしたちはお互いの間で平和を呼びかけ祈り合うとともに、主イエスが願われたこの世界の平和を求めて歩んでいきます。
「平和を実現する人々は、幸いである、
その人たちは神の子と呼ばれる。」マタイ5:9