- - 【説教】わたしが生きているので、あなたがたも生きる
- - 【説教】良き羊飼いイエス
- - 【聖餐式の言葉 9】平和の挨拶
- - 【説教】わたしの主、わたしの神よ
- - 【復活日説教】あなたがたの命はキリストと共に
- - 【聖金曜日の黙想】
- - 【聖職按手式説教】幸いな僕
- - 【説教】わたしたちの大祭司イエス・キリスト
- - 【韓国讃頌歌435】わたしの永遠の賜物
- - 【説教】あなたの家を思う熱意
- - 【聖餐式の言葉 8】懺悔
- - 【説教】荒野のイエス
- - 【説教】エリシャは子どもの上に伏し
- - 【聖餐式の言葉から 7】代祷
- - 【説教】わたしについて来なさい
- - 【説教】幼子はイエスと名付けられた
- - 【説教】聖霊があなたに降り
- - 【説教】その夜の羊飼いたち
- - 【説教】洗礼者ヨハネの喜び
- - 【韓国の祈りから 3】<神の愛が感じられない人のための祈り>
【説教】王なるキリスト
ルカ23:35-43
2022年11月20日・降臨節前主日
聖光教会にて
今日は降臨節前主日。教会暦の1年の最後の主日です。この主日には「王であるキリスト」という別名があります。英国教会やアメリカ聖公会のカレンダーを見ると、“Christ the King”と記されています。
教会暦1年の最後の主日、1週間後に控えている降臨節の始まりに先だって、キリストがわたしたちのまことの王であることに思いを向けよう──これが今日の趣旨です。今は隠されているけれども、終りの日には、キリストは王としてご自身を現されます。
今日の特祷にはその趣旨が込められていました。
「永遠にいます全能の神よ、あなたのみ旨(むね)は、王の王、主の主であるみ子にあって、あらゆるものを回復されることにあります。」
「王の王であるみ子」と祈りました。損なわれたこの世界、深く傷ついたこの世界と人々を回復し癒やすことが神の意志です。その回復と癒やしの業を、王の王であるみ子イエス・キリストが必ず実行される。
特祷の続きはこうでした。
「どうかこの世の人びとが、み恵みにより、み子の最も慈しみ深い支配のもとで、解放され、また、ともに集められますように。」
「み子の最も慈しみ深い支配」、「支配」という言葉も、み子が王であることを表現しています。この方は深い慈しみによってわたしたちを包まれる。そうしてこの方の願いがわたしたちの願いになる。これがみ子の支配です。権力、暴力による抑圧ではなく、愛による保護と統治です。
今、特祷の中に「王であるキリスト」が込められていることを確かめたのですが、聖書日課のほうはどうでしょうか。
……