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【聖餐式の言葉から 2】キリエ・エレイソン

キリエ・エレイソン(主よ、憐れみをお与えください)

キリエ・エレイソン(主よ、憐れみをお与えください)はギリシア語です。

κύριε(キュリエ)  ἐλέησόν(エレエーソン)

新約聖書は、当時の地中海世界共通語であるギリシア語で書かれました。そこに含まれるギリシア語の祈り求めの言葉が、わたしたちの聖餐式にまで継承されてきたのです。


「主よ(キリエ)、息子を憐れんでください(エレイソン)」

イエスにこう訴えたのは、発作の病に苦しむ息子をかかえた父親でした(マタイ17:15)。やがてその子は癒やされました。

またエリコの盲人バルティマイは、「ダビデの子イエスよ、わたしを憐れんでください」と叫んでイエスを呼び止め、見えるようにされてイエスに従いました。

聖餐式の中で、わたしたちも自分の困難や願い、人の困難や願いを携えて、キリエ・エレイソン(主よ、憐れみをお与えください)と主に切に祈り求めましょう。

主は憐れみ深い方であって、祈り求めるわたしたちをけっして無視されません。


主は憐れみ深く、恵みに富み
忍耐強く、慈しみは大きい。
詩編103:8

イエスは、群衆が飼い主のいない羊のように弱り果て、打ちひしがれているのを見て、深く憐れまれた。
マタイによる福音書 9:36