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【聖餐式の言葉から 4】
祈りましょう(特祷)
聖餐式の「参入」部分の結びは特祷です。「み言葉」の前に置かれています。
特祷本文の前に、司式者の「呼びかけ」と会衆の「応答」があります。
司祭 主は皆さんとともに
会衆 また、あなたとともに
この「呼びかけ」と「応答」は、福音書朗読の前後、平和の挨拶、感謝聖別の冒頭、最後の祝福と派遣にもあります。これによって司式者と会衆は互いに呼び交わして思いを一つにし、祈りを深めます。
この「呼びかけ」と「応答」を大切にしましょう。司祭がはっきりと会衆に呼びかけ、会衆が司祭にしっかりと応答することによって、礼拝は生き生きしたものになります。
特祷の際、会衆の応答を受けて司祭は言います。
司祭 祈りましょう
特祷は英語では collect です。会衆一人ひとりの祈りが集められてくっきりした形をなしたもの、という意味があるようです。
特祷は大きく言えば三つの部分からなります。
1. 神への呼びかけ
2. 祈りの内容
3. 執り成し(主イエス・キリストによって)
特祷は司式者が祈りますが、その祈りは会衆全体の祈りです。「アーメン」によってそれをあらわします。
特祷の表現は一般的なものですが、その中にわたしたち一人ひとりの、また教会共同体の思いを深く込めて祈るとき、神からの導きと力が与えられます。