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【説教】わたしたちを祭司としてくださった方に栄光
ヨハネ黙示録1:5‐6
2021年11月21日・降臨節前主日
聖光教会にて
今日の使徒書、ヨハネの黙示録第1章の言葉です。
「わたしたちを愛し、御自分の血によって罪から解放してくださった方に、わたしたちを王とし、御自身の父である神に仕える祭司としてくださった方に、栄光と力が世々限りなくありますように、アーメン。」1:5-6
その方とは、イエス・キリストのことです。この方はどういう方か。今の言葉から二つだけに絞って確かめてみます。
この方、イエスは「わたしたちを愛し」ていてくださる方です。これまでもそうであったし、今も、そして将来も変わらず、わたしたちを愛し続けてくださる方です。
もう一つ。この方、イエスは「わたしたちを神に仕える祭司としてくださった方」です。 祭司。神とこの世界の人々の間に立って祈る存在、仲立ちをする存在です。教会は、わたしたちは、神さまからこの使命をいただいた。この世界と神さまとの間に立って祈る使命、祭司的使命です。
今日は個人的なお話をすることをお許しください。
明日の11月22日は、わたしの司祭按手の記念日です。今からちょうど42年前、29歳のとき、わたしは主教座聖堂聖アグネス教会で司祭按手を受けました。
司祭の働きはさまざまありますが、その中心は聖餐式を司式することです。それで今日は、聖餐式についてのわたしの思い出の中から、三つをお話ししたく思います。
42年前、司祭に按手されて、初めて自分で聖餐式を司式するようになりました。下鴨基督教会でした。司祭になりたての頃はぎこちなくて、司式するのにひどく緊張しました。けれども1回1回が非常に特別なものでした。
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